【注文住宅その8・キッチン編】GAGGENAUの導入方法

      2021/09/07

【注文住宅その8・キッチン編】GAGGENAUの食洗機の導入方法


こんにちわ、住友林業でマイホームを建築中のキャンティ田村です。

前回はどれほど海外製の食洗機が魅力的かということについて書きました。

続いて今回は憧れのキッチンブランド「GAGGENAU(ガゲナウ)」の食洗機をどうやって85cmの高さのキッチンに納めるかということを書いていきます。





GAGGENAU(ガゲナウ)

「GAGGENAU(ガゲナウ)」はドイツのビルドインキッチンメーカーです。

日本では知名度はいまいちですが、ミニマルなデザイン、堅牢性、高機能と3拍子揃っており製品の品質は文句なし。

食器を乾燥する機能として、ミーレがドアオープンに対して、ゼオライトテクノロジーという熱を発する物体を使って乾燥させる方式を採用しています。

現地ではミーレよりもかなり高額で流通するハイブランドですが、日本の代理店経由では同じくらいの価格となっています。

GAGGENAU(ガゲナウ)公式ページ



食洗機設置の条件

さて、前回の記事でも書きましたが、海外製の食洗機は85cmのキッチンに納めるためには81cm以下のサイズである必要があります。

その理由は天板の厚さが4cmであることなのですが当記事ではその85cmの壁をどうやって克服するかをご紹介致します。


予備知識として各メーカーの食洗機の高さは

●ミーレ805mm

●ガゲナウ815mm

●AGE820mm

●アスコ910mm

●ボッシュ815mm

となっており、この中ではミーレのみデフォルトで85cmのキッチンに収まります。これがミーレが国内で海外製食洗機のシェアをとっている理由の一つです。


何週間も悩んだ末にたどり着いた「標準メーカーで85cmの壁を乗り越える」方法は以下の2通りしかないとの結論に辿り着きました。



1.キッチンの高さを微調節する

通常は85㎝のキッチンの高さを85.5㎝にしてもらうというもので、これはキッチンメーカーと交渉する必要がありおそらく担当によって返答が違うのではないかと思います。もしかしたら別料金になるかもしれません。

実際に住友林業の標準メーカーである永大産業でガゲナウを導入しているキッチンを目にしたので出来なくはないようです。


直接ガゲナウの代理店に聞いてみたところ、やはり

「85cmでは収まらないので、天板の厚さを調節してもらうかキッチンの高さを変えるしかないでしょう」

との返答を頂きました。




2.床材を調節する

目から鱗、掟破りの裏技が食洗機部分だけ床材の高さを変えるというものです。

普通の床材の厚さは12mmですので、床材の高さを調節すれば85cmのキッチンに収めることができます。

但し、一段低くなるとメンテナンスなどで食洗機を取り外す時が大変そうなのでこのあたりは設計士さんと相談する必要があります。(メンテナンスのために食洗機の前の部分の床材を簡単に取り外せる仕様にするという対処法も一案ではあります。)



まとめ

住友林業の標準仕様のキッチン以外のメーカーであればパナソニックのキッチンのラインナップに1cm単位で高さを調節できるシリーズがあります。

同様にオーダーキッチンにしてキッチンの高さを86㎝にするという方法もありますが、これらの方法はどちらもオプションとなり、料金はびっくりするくらい跳ね上がります。

いずれにしてもガゲナウの導入に関しては普通の状態では実現できないので、結局のところメーカーさんに

「こんな事例があるのですが・・・」

とお伺いを立ててみるのが最良の方法といえるかもしれません。


結局のところ私はどうしたのかというところはまた次回の記事で報告させていただきます。



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