【注文住宅その7・キッチン編】海外製の食洗機について

      2021/06/12

【注文住宅その7・キッチン編】海外製の食洗機について


こんにちわ、住友林業でマイホームを建築中のキャンティ田村です。

前回の記事では設計時点での我が家のこだわりポイントを公開しましたが、今回は注文住宅で私が最もこだわっている部分、すなわち

「キッチン」

その中でも

「食洗機」

についての記事です。



食洗機について

生活をするうえで割と大きな比重を占めているのが皿洗い。

過去には家事の中で最も手間がかかるのが洗濯とされていましたが、それも洗濯機の登場によってかなりランクダウンしています。


そんな中、私が今もっと楽になればいいのにと思っている家事の筆頭が皿洗いです。


1日あたり皿洗いの作業時間は大体30分程度ですが、それが毎日となると1年間で10950分(182時間)となります。

この時間を皿洗いではなく子供と遊んだり、他の作業にあてたいと思い食洗機について深く掘り下げて調べてみました。


そもそも、住友林業のキッチンには標準でリンナイ製の食洗機が搭載されていますが洗浄機能はイマイチという評判。

オプションで深型のパナソニック製にすることもでき、こちらはなかなか評判がよいようです。


しかし一見便利と思えるのに使わない家電ランキングで首位を争うのが食洗機であることもまた事実。かくいう私も過去に住んでいたマンションの食洗機は一度しか使うことがありませんでした。

こんなにも便利な家電なのになぜなのか?食洗機について色々と調べていくうちにその理由が解ってきました。



海外製の食洗機

日本の食洗機がいまいち普及しない、また使おうと思わない。それはリンナイとパナソニックがほぼ独占しているため洗浄技術が向上していないことが一つの理由としてありそうです。


一番の問題は日本の食洗機には予洗いというものが必要なことです。


機械で洗おうとしているのにあらかじめ汚れを落とさないとならないなんて本末転倒。もはや食洗機というよりは仕上げ洗いをしてくれる食器乾燥機です。(乾燥機能は優秀)

これでは食器置き場が必要なくなるということが唯一の利用価値といってもいいでしょう。


しかし、


海外製の食洗機はどうやら予洗いというものが必要ないようです。


センサーが食器の汚れを感知して洗うものも多く、むしろ予洗いは逆にしないのが鉄則。

もちろん価格も日本製のものに比べて倍以上しますが、私は迷わず海外製のものを導入することにしました。

しかしながら一言で海外製の食洗機と言っても、色々なブランドがあり、導入するにあたってのハードルもあります。





miele(ミーレ)

国内に正規代理店があり、日本で最も流通している海外の家電メーカー。

奥様の憧れのブランドとして有名です。

ミーレの洗濯乾燥機はあのスティーブジョブズが称賛したことでも話題になりました。

食洗機も機種によってワンタッチでドアが開いたり、オートオープンで食器を乾燥する機能、最新機種では自動洗剤投入や、スマホでの操作ができるものもあり、非常に高機能です。

ミーレ食洗機公式ページ



GAGGENAU(ガゲナウ)

「GAGGENAU(ガゲナウ)」はドイツのビルドインキッチンメーカーです。

日本では知名度はいまいちですが、ミニマルなデザイン、堅牢性、高機能と3拍子揃っており製品の品質は文句なし。

食器を乾燥する機能として、ミーレがドアオープンに対して、ゼオライトテクノロジーという熱を発する物体を使って乾燥させる方式を採用しています。

現地ではミーレよりもかなり高額で流通するハイブランドですが、日本の代理店経由では同じくらいの価格となっています。

GAGGENAU(ガゲナウ)公式ページ



その他海外製の食洗機

AEG(アーエーゲー)、ASKO(アスコ)、BOCH(ボッシュ)など、どれも負けず劣らずの機能性を持った食洗機たちがあります。




GAGGENAU(ガゲナウ)に惚れ込んだ私

2020年4月の時点ではそのルックスと機能、堅牢性、食器トレーの形など、全てに惚れ込み、ガゲナウの導入を決意しました。

しかし、それを導入するにあたって一つの問題が発生したのです。



食洗機設置の条件

さて、その問題とはズバリキッチンの高さです。

食洗機を設置するにあたって、天板の高さを考慮する必要があるのです。


一般的にキッチンの天板の厚さは4㎝とされているので、食洗機の高さ、プラス4センチメートルが実際のキッチンの最低高となります。


「つまり私が希望する85cmのキッチン高では810mmまでの高さの食洗機しか設置することができないということです。」


ちなみに各メーカーの食洗機の高さは

●ミーレ805mm

●ガゲナウ815mm

●AGE820mm

●アスコ910mm

●ボッシュ815mm


となっており、この中ではミーレのみデフォルトで85cmのキッチンに収まります。これがミーレが国内で海外製食洗機のシェアをとっている理由の一つです。



GAGGENAUの導入方法

「ガゲナウを導入するためにはキッチン高を90cmにするしかないのか?しかしそれでキッチンの作業がし辛くなるのだけは絶対にいやだ。」


そんな私は何週間も悩み一つの答えに辿り付きました。

85cmの高さにキッチンにGAGGENAU(ガゲナウ)を設置する方法については次回詳しく解説していこうと思います。



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