【注文住宅その2】ハウスメーカー(業者)の選び方|失敗をしないポイント

      2021/01/15

【注文住宅その2】ハウスメーカー(業者)の選び方|失敗をしないポイント


こんにちは、キャンティ田村です。

突然ではありますが、私、最近住友林業で注文住宅を建てて頂くことが決定しました。

それにともないここ数カ月は目下色々なハウスメーカーの巡回や打ち合わせなどでかなり多忙だったわけですが、しかしそれによって得た値千金の情報がかなりございますのでみなさんと共有したいと思い、暫く住宅関連のブログを続けさせて頂こうと思います。

キッチン関連の情報もかなり濃いめに書いていこうと思います。

さてさて、ハウスメーカーを選ぶというのは人生を賭けた選択と言っても過言ではありません。

かくいう私も約3カ月、色々なハウスメーカーの情報を集め、夜な夜な情報収集を繰り返し、様々な葛藤を得て無事「住友林業」と契約することができました。

やっとこさ近況が落ち着いてきましたのでブログ活動を再開するとともに、どのようにハウスメーカーを決めたかはもちろん、住友林業で注文住宅を建てるにあたっての詳しい情報も共有していきたいと思います。

今回の記事に関しては住友林業はもちろん、それ以外のハウスメーカーを筆頭候補にしている方にも参考になると思いますので是非閲覧下さい。

ちなみに私は東京在住にして、地方の安い土地で注文住宅を建てるという理由から遠隔で建設ができる大手ハウスメーカー以外は選択肢がありませんでした。よって地域密着型の工務店などの知識はありませんのでそのあたりはご了承ください。

さて、いきさつをお話しますと実は私最初からハウスメーカーにお願いして新築を建てるなんて予定はなかったのです。

元々「田舎に家を建てたいなぁ、子育てはやっぱり田舎がいいなぁ」なんて思ってはいましたが…

そして事件は突然起こりました。

嫁が休日に展示場のイベントで住友林業にプラレール車両を貰いに行ってきたのです

後日、その営業さんの紹介で実際に住友林業の住宅に住まれている方のお宅を見学させて頂き、注文住宅がとても身近なものに感じたのを今でも覚えています。

興味が湧いた私はそれを皮きりに色々なハウスメーカーを見に行って情報収集をし、最終的にプラレール車両を頂いた住友林業さんと契約したわけなのですが、他のハウスメーカーをくまなく調べることは全くもって無駄ではありませんでした。

むしろそれはプラスだったと断言できますのでもし同じ状況の方がいれば一社だけでなく数社を比較することを強くオススメ致します。

それによって自分がどんな住宅を求めているのかがしっかりと整理でき、幾つかの間取りを見ることができ、なおかつ多少の値引き効果も得ることができますから。

さらに、住宅が出来るまでの流れ、工法、設備や性能などの知識を新米の営業さんレベル程にまで勉強することができます。

それでは、ハウスメーカー選びのポイントを以下にご紹介致します。



ハウスメーカー選びの優先順位

ずばり、私が重要だと思うハウスメーカー選びの優先順位はこれです。

  1. 営業さんの提案力と相性
  2. 設計士さんのセンスと相性
  3. 住宅のデザイン
  4. 住宅性能
  5. 住宅の材質
  6. アフターサービスを含めたコストパフォーマンス



1.営業さんの提案力と相性

意外に思うかもしれませんが、私的には注文住宅を建てるにあたって、営業さんが最も重要だと感じました。

営業担当者というとただ契約をとるだけが仕事だと思っている方が多いのではないかと思います。しかしながら、ハウスメーカーの営業さんというのは設計士をはじめ、建築責任者やインテリアコーディネーターなど、全ての業務を取りまとめるといういわばリーダー的な役割を担っているのです。

さらに言えば、契約をするまではもちろん家が完成するまでの約1年間は月に2回程度は打ち合わせをすることになり、完成してからもその後のアフターサービスに関するお問い合わせなど、長いお付き合いとなります。

最も重要視したいのは「この営業担当者は自分にとって信頼できる人なのかどうか」ということだと思いますが、契約までの短い期間でこれを見極める必要があります。見極めを間違うことはどうしても仕方ありませんが、これをご自身で納得したうえで最終的に契約をしないと後で後悔することになります。

付け加えるならば、お客様の意見をハイハイと取り入れてくれる営業さんよりもそれを遮ってでも的確なアドバイスをくださる営業さんのほうがより信頼できるのではないかと思います。(若手の方には申し訳ありませんが、どちらかといえば、若手の営業さんよりも経験豊富な方のほうが当然失敗したという経験も多いでしょうし、それを活かしたアドバイスを頂けるのではないでしょうか)

私は今の営業担当者で本当によかったと思っていますし、他の検討していた何社かのハウスメーカーの営業担当者だったらと思うとぞっとします。

もし注文住宅を検討中で私の担当営業者さんに興味があるという方がいればご紹介することは出来ますのでご一報下さい。



2.設計士さんのセンスと相性

注文住宅の図面や設備はもちろん外観や外交の雰囲気までを形にしてくれる設計士さんは、一般的に営業担当者さんがこれはという方を選んでくださいます。

同じ希望を伝えたとしても設計士さんによって図面は変わってきますので、当然重要だと思われるでしょうが、それだけではありません。

注文住宅というものは、営業担当者さん、設計士さん、インテリアコーディネータさん、現場の方、それだけではなく設備に携わっている様々な方と作り上げていくこの世に二つとないものです。

その中でも最も多くの時間を共にするのが営業担当者さんと設計士さんだと言えば設計士さんがどれだけ重要なウェイトを占めているかがご理解頂けるでしょう。

打ち合わせは月に2回以上のペースで行われることもあることでしょうし、ウマの合わないメンバーでの打ち合わせはおそらく気が乗らないものになることでしょう。

月に1回や2回打ち合わせをするのが楽しみになるか、苦業になるかはこのお二人にかかっていると断言できます。



3.住宅のデザイン

住宅のデザインというのは、あなたがどのような外観の住宅に住みたいかということです。

極端に言えばもしも和風建築がご希望ならば、顧客満足度ナンバーワンとの評価がネット上でされている「スウェーデンハウス」は必然的に候補からは外れてしまうということです。

日本のハウスメーカーならば和風建築も洋風建築もできるというところが多いのですが、木造が得意、鉄筋が得意、さらには工法にいたるまで得手不得手があり、各ハウスメーカーのHPを見れば分かると思いますがそれぞれデザインの系統が違います。

大手メーカーでなくても共通する部分ですので、ハウスメーカーを絞る際には住宅デザインというのは重要なポイントです。

外観のデザインは設計が終わってからでは変更が難しいということも1つ覚えておいて下さい。



4.住宅性能

住宅性能というのは予算に応じてかなり変わってくる部分です。

大手のハウスメーカーと言われているところは坪単価も高いですが、その分住宅性能が優れていると言わざるを得ません。

逆に言えば住宅性能が高いからこそ坪単価も高いのだということを覚えておくといいでしょう。

例をあげると、断熱性、静音性、換気性、耐震性、耐火性、耐久性、などです。

これらの性能に関しては「長期優良住宅」と評価されている大手ハウスメーカーの中ではそこまで大きな差はないと感じました。(断熱性能に関してはハウスメーカーによって若干差があるようですので、寒い地域に住む方は要検討です)

ただし、標準で採用されているキッチンやトイレ、お風呂の設備のグレードは同じ設備メーカーでもハウスメーカーによって差がありますので各ハウスメーカーのカタログで標準仕様がどうなっているかを比べてみるといいでしょう。(これだけでも数万円から数十万の差がでてくる可能性があります)

お子様がいらっしゃるならばシックハウス症候群に対する取り組みなども候補のメーカーの中から比較してみる価値はあります。

大手メーカー以外だと一般的には工務店という位置づけになりますが、坪単価が安いメーカーではこれらの性能が劣っているのは間違いありません。(それらに費やした研究費というものが違いますから)但し住宅に求める性能というものは住む地域や環境、そして個人の価値観によって大きく変わってきますので、金額と性能をしっかりと見極めることができれば無理をして大手ハウスメーカーでなくてもいいのではないかとも思います。

先述のとおり、元々私が大手ハウスメーカーの中から絞ったのは、東京在住にして地方(遠隔地)で建築するという理由から大手ハウスメーカー以外の選択肢がないという理由もありました。しかしながらそのおかげで、必然的に価格帯がそれほど変わらないため、各メーカーを比較することはさほど難しくはなかったです。



5.住宅の材質

鉄筋か、鉄骨か、木造かという部分も好みが分かれるところです。

ハウスメーカーによっても鉄筋が得意、鉄骨が得意、そして木造が得意というのははっきりと分かれます。

どのハウスメーカーにするかを迷った時はこれを選択する際の基準としてもいいでしょう。

鉄骨が得意なハウスメーカー

ダイワハウス、へーベルハウス、セキスイハイム、パナホーム、トヨタホーム、他


木造が得意なハウスメーカー

住友林業、スウェーデンハウス、一条工務店、三井ホーム、ミサワホーム、他


どちらも得意なハウスメーカー

積水ハウス、他



上記の他にも多くのハウスメーカーがあります。



6.アフターサービスを含めたコストパフォーマンス

契約の前に必ず候補同士で比較したほうがいいのが長期的みたコストパフォーマンスです。これはLCC(ライフサイクルコスト)と言われ大手ハウスメーカーが力を入れている部分でもあります。

住宅というのは初期費用の他にメンテナンスコスト(維持費)というものがかなりかかります。マンションであれば管理費という部分になるかと思いますが、金額的には戸建てのメンテナンス費と同じくらいかもしれません。

基本的には大手ハウスメーカーであれば長期優良住宅に評価されているはずですので国の減税政策が適用されます。長期優良住宅であれば仮に住宅を手放すことになったとしても資産価値は低くならないというのもメリットの1つかもしれませんね。

外壁の材質よっても初期費用と耐久力のバランスがあります。外壁に関してはハウスメーカーごとにかなり差があると感じましたので論文が書けるほどにしっかりと比較したほうがいいと思います。

さらにいえば防蟻(シロアリ対策)のランニングコストも実はハウスメーカーによって大きく差がありますので要検討です。

我が家は和風建築が希望だったので外観の問題もあり採用に至りませんでしたが、最近流行のZEH(ゼロエネルギーハウス)を導入すれば初期費用はかなり上がりますが月々の光熱費を相当抑えることができ、日々の家計の助けになります。(ダイワハウスなどはZEHの初期費用がかなり導入しやすく設定されています)

保証期間に関しては大手ハウスメーカーは30年保障が当たり前になっており、30年ごとに数百万円(メーカーや外壁によっても変わります)の維持費を積み立てておけば思わぬ出費に悩まされることは減少するでしょう。住友林業にいたっては60年保障システムというものが登場しています。

上記の維持費に関しては初期費用が安めの住宅だとそれに比例して高くつくと考えておいて間違いありません。

さらに付け加えるなら、住宅の耐久性や防水性能、耐火性能も長期優良住宅のほうが優れているという安心感も初期費用に含まれていると言えます。

もちろん、初期費用が安くても長期的に耐久性の高い住宅というものも存在するでしょうが、それを見つけるのは相当な労力と運を必要とするのではないでしょうか?実際に住んでいる人の口コミや紹介で初期費用が安い住宅を選ぶというのは1つの選択肢ではあると思いますが。

実際のところ全ての要素を熟考しましたが、最終的に私の場合は営業さんで決まったようなものです。




過去のすみりん記事



 - 注文住宅 , , , ,