【注文住宅その10】契約時と着工前の見積もり価格は実際どのくらい違うのか
2023/11/19
【注文住宅その10】契約時と着工前の見積もり価格は実際どのくらい違うのか
こんにちわ、住友林業でマイホームを建築中のキャンティ田村です。
突然ですが、注文住宅を購入した人の声を聞くとよく、
「実際にかかった費用は契約時よりも500万円も多くかかったわ」
なんて言葉を耳にしますよね?
実際に私も契約前に
「最終的に今よりどのくらい増えますか?」
と営業さんに聞いたりもしましたが、
「ほとんど変わらないですよ」
という返答を頂きました。
ということで今回は実際のところ我が家の場合はどうだったのでしょうかというところを書いていきます。
契約時と着工合意時
見積もりのタイミングというのは大別すると3回あります。
1回目は契約時で、これは最初に図面を詰めて出来上がったものを見積もった金額です。
2回目は契約後に打ち合わせを進めていき、床材やカーテン、照明、そしてオプションを含むキッチンやユニットバス、さらに外構工事などの打ち合わせが終わったタイミングでの見積もりです。
3回目は着工合意契約の時で、「ではこの図面で建築しますよ」というタイミングの最終的な見積もりです。
今回はこの3つの見積もりの金額が実際どの程度変わってくるのかというところを比較していきたいと思います。
ここはマイホームを建築しようとするだれもが気になる部分だと思いますので、是非参考にして下さい。
契約時の見積もり
以前の記事でも公開しましたが、こちらが契約時の我が家の見積もりです。
本体工事 | 28,387,595 |
提案工事(オプション) | 2,760,268 |
計 | 31,147,863 |
本体工事などが変わってくることはほとんどないので注目するのは「提案工事(オプション)」の部分です。
着工合意前(打ち合わせ終了時)の見積もり
照明やカーテン、床材、キッチンやユニットバスなどの設備、外構まで打ち合わせをした後の見積もりがこちらになります。
本体工事 | 28,439,653 |
提案工事(オプション) | 412,9,294 |
計 | 32,568,947 |
オプションの金額が最初の見積もりと比べて
¥1,369,026
も増えてしまいましたが、この数字は打ち合わせの時点で計算済みのところでした。
金額が上がってしまった主な要因は、
●リビングのハーモシーリング+下がり天井造作 (約35万円)
●衣類ガス乾燥機(かん太くん)を設置 (約18万円)
●食洗機をミーレの食洗機に変更 (約43万円)
●化粧台を住友林業クレストに変更 (標準との差額プラス約10万円)
といったところです。
とはいえ上がった金額そのままでいくつもりもなく、ここからどうやって予算を削っていくか、妻と連日熟考しました。
そして「これならばよし!」と納得のいった金額が以下となります。
着工合意時の見積もり
オプションをぎりぎりまで削減して計算し直してもらった最終的な見積もりがこちらです。
本体工事 | 28,439,653 |
提案工事(オプション) | 2,887,057 |
計 | 31,326,710 |
最初の見積もりと比べてオプションが
プラス¥126,789
と、プラス10万円台にまで抑えることに成功しました。
ミーレの食洗機とガス乾燥機(かん太くん)などの実用的な部分だけは絶対に削りたくなかったので、やはり装飾の中でも高額な
●リビングのハーモシーリング+下がり天井造作 (約35万円)
は不採用としました。
その他に削減した高額なものは一番最初の見積もり時から採用していた
●ウッドデッキ (約35万円)
●子供部屋の衣装棚 (約14万円)
などです。
結論
当たり前のことですが、最終的に予算が増えるかどうかはオプションをどれだけ追加するかにかかっていると言っていいでしょう。
我が家の場合は最初からある程度オプションのあたりをつけて図面を書いて貰っていたのでそこまで大きな差額にはならなかったと思います。
あと、住友林業の場合は床材ひとつとっても他社に比べてワンランク上のものが使われています。
つまりデフォルトでオプションになっている分価格を抑えて提供しているようなものです。
特に我が家で採用したクリナップのキッチンについてはショールームで
「ここまで標準仕様なのは手厚いですね」
と言われたほどですから。
つまり住友林業の場合はオプションにするのはよっぽどこだわりたい部分だけで事足りるでしょう。
結論としましては、住友林業に限っては契約時と着工合意時の差額は思ったよりも変わってこないということが言えるだろうと思います。