富山県の名産 氷見うどんは暑中見舞いや贈り物にとってもオススメ
2018/04/07
富山県の名産 氷見うどんは暑中見舞いや贈り物にとってもオススメ
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チャオ!キャンティです。
突然ですが、本日のお昼ご飯は某うどん店で肉うどんを食べました。
ぼくはもっぱら蕎麦が大好きなのですが、うどんはうどんでやっぱり美味しいですよね!
うどんというと誰しもがきっと讃岐うどんをイメージすると思いますが、実は日本の各地方ごとに様々なうどんが作られているんですよ。
今日は色々あるうどんの中でも知る人ぞ知る氷見うどんのお話です。
氷見うどんとは
氷見うどんというのは富山県の氷見市にある海津屋という老舗うどん業者さんが作っているうどんの名称です。
香川県で作られているのは讃岐うどん、長崎県では五島うどんが各地方の名産であるのと同じように、氷見うどんは富山県の名産品なんです。
その作り方は「手延べ」という方法で、うどん職人さんが粘り強くこねた大きなうどんの塊を棒を使ってひたすら伸ばして麺にするという方法です。
よくテレビで放送されてる、そうめんや中華麺を作るのと同じ方法といえばイメージしやすいでしょうか?
日本全国でも手延べで作られているうどんは氷見うどんの他には稲庭うどん、五島うどんの3種類だけです。
これらのうどんは基本的には作り方が似ているんですが、食べ比べてみると全然別物なんです。
この氷見うどんの特徴はなんといってものびやかなコシともちのような粘り、そして富山県の綺麗な水から作られているおかげか、うどんそのもののウマみが物凄いです。
氷見うどんの中にも細麺、太麺、そうめん、よもぎ入りなのの変り種うどんなど、色々と種類があります。
中でも最もメジャーで最もオススメなのは細麺です。細麺には氷見うどんの魅力が120パーセント詰まってますよ!
氷見うどんの茹で方(準備)
それではプロが教える氷見うどん細麺の茹で方、いってみましょう。
「うどんなんて書いてある時間通りにお湯で茹でるだけでしょ?」なんて思っているようではまだまだ麺職人としては2流ですよ?
実は氷見うどんの茹で方ってめちゃめちゃ奥が深いんです。
以前仕事で1年間毎日氷見うどんを茹で続けていたことがあり、酸いも甘いも知り尽くしているこのわたくしが美味しく茹でるコツを伝授致しします。
氷見うどんを美味しく茹でる為に大切なポイントは以下の3つです。
- 大きい鍋
たっぷり多目のお湯で茹でて下さい。
麺類全般に言える事ですが、お湯が少ないと麺にうまく火が通ってくれません。
その理由としては麺を入れたときに温度が下がるのが原因の一つですので、一定の温度を保てるお湯の量を意識して下さい。 - 明るい場所
鍋の中のうどんの様子がよく見えるよう照明を付けて茹でましょう。 - 多めの氷
茹であがった後にうどんを冷水で締めるために多めの氷を用意しておいて下さい。
これらの条件は必ず満たして頂きたい。
氷見うどんの茹で方(実践)
氷見うどんを美味しく茹でるにために最も大切で、難しいところは茹であがりのタイミングです。
まず知っておいてほしいのは、手延べうどんというのは全て手作りなので太さが全ての麺で同じではないということです。
そのため時々太い麺が入ってたりすると表記通りの茹で時間では硬かったりする場合があるんですね。
作っている現場の湿度や温度によってそのうどんの茹で上がりの触感も全然違ってくるので、それぞれのうどんがもつポテンシャルを最大限に引き出すように集中して茹でなくてはいけません。
それでは氷見うどんを茹でてみましょう。
1.たっぷりのお湯を沸騰させる。
細麺2人前で200gに対して3リットル以上のお湯を沸かして下さい。
乾麺なのでお湯の量は多ければ多いほどいいです。
2.麺をパスタを茹でるのと同じ要領でお湯に入れる。
麺をお湯に入れたら一応キッチンタイマーを表記の時間にセットしてスタートさせる。
3.茹で上がりのタイミングを見計らう。
よーくうどんを見ていると茹で上がりの瞬間に「ボヤッ」とします。例えるならば「かすみ目」みたいな感じです。
実はこのボヤッとした瞬間にうどんそのものの旨味が激増します。
そしてこの瞬間が最も麺にコシがある状態でもあるので、念のため一本味見してからザルに流します。
4.サウナから出た時の冷水よろしく、すぐさま水道水と氷水を駆使してうどんを締める。
こうすることによってコシがアップし、いい状態を保つことができます。
あたたかいうどんで食べるときでも一回締めてから湯がいて食べて下さいね。
ざるうどんにする場合はこの状態のまま水を切って盛り付けるだけでオッケーですよ。
贈り物として最高にうれしい氷見うどん
氷見うどんが贈り物として喜ばれる理由はこんなにもあります。
- 珍しい
氷見うどんを食べた事がある人はおそらく富山県に縁がある人か相当なうどん好きの人くらいでしょう。 - めちゃめちゃおいしい
「わたしは氷見うどんが世界一おいしいと思うんだよー」というお客さんもいるほど(実話)おいしいです。 - 乾麺なのですぐに食べなくても日持ちする(1年くらい)
この日持ちするっていう所は贈り物として重要なポイントですよね? - 麺は長いのですごく縁起がいい
氷見うどんを贈った方とは末永くお付き合いすることができるでしょう。
ちなみにぼくの結婚式では引き出物に氷見うどんを贈らせて頂き、大変好評でしたよ。