【舌下免疫療法】スギ花粉症の舌下免疫療法をやってみた|初回
2019/11/25
【舌下免疫療法】スギ花粉症の舌下免疫療法をやってみた|初回
目次
こんにちわ、スギ花粉症のキャンティ田村です。
前回の記事では舌下免疫療法について説明いたしました。
実際にやってみたいけど、長期の治療が必要だというところがとにかく腰を重くさせますよね?
そこで私が実際にスギ花粉の舌下免疫療法を受けてみてどんな感じだったかということを長期に渡ってレポートしてみたいと思います。
やってみてどんな感じだったか、実際に効果があるかという面でも詳しく報告していきたいと思いますので、是非治療を受けるかどうかの参考にしていただければと思います。
過去に行った花粉症対策
長年花粉症に悩まされてきているわけですから、当然様々な対策を行ってきたわけです。
私が舌下免疫療法を試すに至るまでに、今までどんな花粉症対策を行ってきたかをまずはご紹介致します。
ヒスタグロビン注射
ヒスタグロビンというのは「ヒスタミン」への抗体となり、花粉症の症状を緩和することができるとされており、ステロイドと違い、副作用が極めて少ないからおススメということで試した事があります。
毎月の通院で、3回注射しなくてはならないという手間があったので効果に期待していたのですが、正直言いますと手間の割りに効果があったのかというと微妙なところです。
通院しないとできないうえに医療費も割高、おまけに効果も微妙に感じられたので、
「いやいや、これはリピートはないな」
と思いました。
アレルケア
花粉症に悩んでいる方は一度は聞いたことがあるでしょう、カルピス一押しの「L-92乳酸菌」配合の超有名商品「アレルケア」は当然筆者も試ました。
最初はお試しで2パックずつ購入しており、
「あれ?これかなり効いてるんじゃない?」
と感じたので翌年からは定期購買することにしました。
ところが定期購買したその年がたまたま花粉が強烈だったのか、全く効果が感じられず…
「これなら肝臓系のサプリでも飲んだほうが有意義だったわ」
と定期購買を3ヶ月で解約しました。
もっと継続していれば効果は高まったのかも知れませんが、正直私としては確証のないものを1年も継続する気にはなれませんでした。
IHADA
資生堂社が販売しているスプレータイプの花粉所対策グッズ。
これは治療用ではなく、顔に直接スプレーをすることによって花粉やPM2.5をブロックするという花粉を防ぐことを目的とした商品です。
「これはなんとも利にかなっている!めちゃめちゃ期待できるぞ!」
と勇み足で購入しましたが、効果のほどは正直そこそこ。
おまけにスプレーのせいか目頭がヒリヒリと痛くなってしまったので、スプレー一本を使い切る前に使用をやめました。
初回の診察と検査内容
さて、それでは診療内容のご報告ですが、初回では問診がメインとなります。
特に重要なのが、患者さんが舌下免疫療法を受けることができる環境にあるかどうか、そして体質的に可能かどうかという点です。
以下に主な問診の項目をまとめました。
定期的に通院できるか
まずは待合室で、いくつかの質問をされました。
ここでは特に治療は3~5年間という長期間となる為、その間継続して通院可能かどうかの確認をしました。
もしも引っ越しの予定がある場合は、引越し先でも「シダトレン」を処方してもらえる環境があるかどうかを確認する必要があります。
筆者は自宅から自転車で15分ほどの病院でアレルギー治療を行っている病院があったのでそちらに行きました。
別の医師に聞いたところによると、アレルギー学会の専門医がいらっしゃるかどうかが病院を選ぶ際のポイントだとのことでしたので、「アレルギー学会」、「舌下免疫療法」のキーワードで最寄の病院を検索しました。
舌下免疫療法が可能な体質かどうか
診察室に入ると、先生との問診です。
喘息持ちでないか、心臓病や免疫不全などの病気でないかなど、(体質体調的に)舌下免疫療法を受けることができる状態かどうかの確認を行いました。
その後、具体的に何月くらいに花粉症の症状が発生しているかといったことを聞かれました。
血液検査などによるアレルギー抗体の有無の確認
初回では現在のアレルギー状況がスギ花粉症の舌下免疫療法を受けるのに適しているかどうかをチェックします。
問診の後に別室にて血液検査のための採血を行いました。
この採血は、血液検査によってどのアレルゲンの数値が高いのかといったところを調べる為です。
血液検査の結果、スギよりもその他の花粉に対するアレルギーが強い場合はスギ花粉症の舌下免疫療法を行ってもその効果は薄いとされてます。
スギ花粉症、舌下免疫療法の解説DVD
帰りの際には舌下免疫療法についてのDVDを手渡されました。
舌下免疫療法は自宅で行う為、治療に対する患者の理解が不可欠です。
今回受診した病院では舌下免疫療法について1から10まで解説してくれるDVDを貸し出して、それを観たうえでの最終的な本人の意思確認を行っています。
DVDを観てみると、薬品を服用する方法や副作用について詳しく解説されていたので、実際に自宅で治療を行うイメージをすることによって継続出来そうかどうかをじっくりと考えることができました。
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診察を終えて
一通りの問診をしたらあとは血液検査の結果と本人の意思次第で舌下免疫療法を行うのかどうかを決定します。
一度家に帰ってから実際に治療を開始するかどうかをよく考えることができるのがありがたいですね。
やはり長期間かかる治療なのでよく考えてからどうするのかを決めたいものです。
筆者は舌下免疫療法を受ける際の問題点について2週間ほどじっくりと考えました。
1.将来的に引っ越す可能性がある
実は筆者は3年以内に遠方に引越しをする可能性があります。
そこで引越し先候補の近辺にシダトレン治療を行っている病院があるかどうか、通院可能かどうかを調べました。
ちょうどいい病院が見つかったので電話で「引っ越した後も治療が引き継げるかどうかの確認」を行いました。
2.副作用について
DVDを観ると副作用について詳しく解説されています。
やはりちょっと怖くなってしまうものですが、おそらくアレルギー体質であるかどうかが重要なのだろうと割り切って医師に相談してみることにしました。
保険適用の治療であることからしても、ショックやアナフィラキシーといった重度の副作用が起こる確率はかなり低いとの(勝手に)結論に至りました。
3.自身の花粉に対するアレルギー状況
自覚症状としては、「ヒノキ」が「スギ」よりも強く、また「イネ」や「ブタクサ」などのアレルゲンにも花粉症の症状が出ているのではないかと思っていました。
これに関しては考えても仕方ないので、血液検査の結果を見ながら医師と相談することにしました。
まとめ
筆者は2週間考えた結果、条件が合えば舌下免疫療法を始めようと思いました。
正直なところ相当悩みました。
なんせ、最低3年間は通院しないといけないのですから。
最終的に血液検査の結果で治療を行うかどうかを判断することにしたので、次の休みの日に検査結果を確認しに行く予定です。
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