フライパンでプロ並に焼き加減を調節できる|おいしいステーキの焼き方

      2018/05/28

フライパンでプロ並に焼き加減を調節できる|おいしいステーキの焼き方

 

こんにちわ、お肉大好きキャンティです。

少し前からなんですが、都内各地に「いきなりステーキ」という店舗が多数展開しているのをご存知でしょうか?

こちらはお店でオーダーカットして炭火で焼き上げたステーキを入店後いきなり食べちゃおうというコンセプトのお店で、立ち食いスタイルにすることによりコストダウンが可能になっているんですね。

値段はともかくとしてオーダーカットしたものを炭火で焼き上げてくれるというところは魅力的ですよね。

ただ、ステーキは座ってゆったりと赤ワインでも飲みながら食するものというのがぼくの持論なので、気になってはいるものの未だに食べにいったことはありません。

それに「一人でステーキを食べるんだったら自分で買って焼いたほうが同じ値段で数倍いいお肉が手に入るし…」などとセコいことを思ってしまうのです。

 

なぜ自分で焼くのか

実は、自分で上手にお肉を焼くことができるようになればこんなにもいいことがあるんですよ。

●ふとステーキが食べたくなった時はスーパーでお肉を買えばオッケー

●パートナーとの記念日などでお肉をメイン料理にすれば、自宅がレストランみたいになるし金額的にもやさしい、とてもいい感じのお祝いが出来る

●バーベキューをする時にも特大の塊肉を焼くことができる

●焼肉にも応用がすることができるので焼肉屋さんで食べる時に網のいろんな場所を駆使して焼ける

●家庭で料理する時でも全ての焼き料理に応用することができる

どうです?みなさんが思っている以上にいいところがありますよね?

 

 

上手に焼くためには温度管理が重要

まずは温度管理からです。

厚さ1センチ以上の厚めのお肉を用意し、調理する30分から1時間くらい前に冷蔵庫から出しておいて常温にしましょう。

特にお肉の中心部分がキンキンに冷えているとなかなか中まで火が入らないので外と中の焼き上がりバランスが悪くなってしまいます。

そしていざ焼くときにイメージしてほしいのが「中心部分は65℃以上にならないように焼く」ということです。そうしないと火が入りすぎてカッチカチに仕上がってしまうので、とにかく高火力で焼き続けないことを意識しましょう。

また中心部分に火を入れるテクニックとして焼いたお肉が纏(まと)っている余熱を利用しましょう。

 

 

めちゃウマのステーキを焼こう!

それでは焼いていきましょう。

 

1.お肉を焼く直前に両面に塩をふる。

塩を両面に振る

塩を両面に振る

下味という意味合いで塩を両面に振って馴染ませます。

塩を別盛りにして食べることもできますのでここで振り過ぎないように注意して下さい。

 

 

2.フライパンに牛脂を入れて十分に加熱。

鉄のフライパンを使ってステーキを焼くことができる方は強火で煙が出ない程度に、テフロンのフライパンを使用する場合は空焚きすると痛んでしまうので中火でほどほどに加熱すること。

 

 

3.お皿に盛り付ける時に上になる面からフライパンに投入して表面に焼きを入れていく。

上になる面を下向きにして焼く

上になる面を下向きにして焼く

 

十分にフライパンが蓄熱しているので、弱火から中火にします。

片面を50秒くらい焼いてからお肉をひっくり返し裏面にも焼きを入れます。

裏面も焼く

裏面も焼く

 

このように高火力で焼きを入れることによって肉汁を閉じ込めることができます。

そして30秒くらい焼いたらもう一度ひっくり返し、30秒くらい待ったら網の上など(なければお皿でも可)でアルミホイルにくるみ2分ほど余熱で中心のほうに火を入れます。

アルミホイルでくるむ

アルミホイルでくるむ

簡単に言えば「表→裏→表と焼いたらアルミでくるっ」てことですね。

 

 

4.指で触ってみてお肉の弾力を確かめてみよう。

お肉を指で触った感覚がウォーターベッドのように水っぽい感じならまだ中心は生焼けです。

テンピュールの弾力を目指して再度焼いていきましょう。

 

 

5.もう一度フライパンで両面をかるく焼き、肉に熱を持たせたら再びアルミでクルッ。

両面を30秒ほど弱火で焼き「2分アルミで寝かしたら触ってみる」をお肉が水っぽくなくなるまで繰り返します。

中まで火がはいった状態

中まで火がはいった状態

 

グリルやオーブンがあるキッチンなら、アルミホイルにくるんだまま30秒~1分ほど入れた後に外に出して余熱で内部まで火を入れるというやり方がレストランの厨房に近い方法なのでオススメです。

分厚いお肉だと1時間近くオーブンに出したり入れたりを繰り返してじっくりと焼き上げたりすることもありますよ。

 

 

6.お肉がいい感じの弾力になったらお皿に盛り付けて粗引き黒コショウを振る。

最初にコショウを振ると焼いているときにコショウが焦げちゃうので最後に振るのをオススメします。そのほうが香りもたちますしね。

何でもいいのでここで付け合わせも一緒に盛りつけると見栄えがぐっと変わりますよ。

付け合せには惣菜のポテトサラダでもいいですし、お肉を焼いたフライパンでそのままバターコーンなんかは簡単にできていいですね。

 

 

実食

それではフォークとナイフでカットしてみましょうか。

「さーてどんな具合に仕上がっているのかな?」

と、この瞬間だけはほんとにいつもワクワクしちゃいますね。

数箇所カットしてみました

数箇所カットしてみました

 

もしも1箇所カットしてみてまだ焼きが足りないようならもう一度フライパンかオーブンで火を入れるという手順を繰り返して下さい。

既製品のソースを使う場合はステーキに直接かけるのではなく少し温めてから別の小鉢に入れましょう。

いいお肉であればあるほど塩とコショウだけで食べたほうが脂の甘みをダイレクトに味わうことができるので、まずはそれを堪能してから徐々に変化をつけていったほうがよりお肉の味を楽しむことができますよ。

ワインを合わせるならば、定番ですが黒コショウの香りをもつシラー主体の赤ワインがオススメです。

今宵はスーパーでゲットしたオージービーフにオーストラリアのシラー主体の赤ワインで合わせてみるのもなかなかオツですね。

 

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