神楽坂 東白庵かりべ は隠れ家的な蕎麦の名店 

      2018/04/06

神楽坂 東白庵かりべ は隠れ家的な蕎麦の名店 

 

こんにちは、お蕎麦大好きキャンティです。

いつのまにやら新そばの季節ですね。

新そばというのは9月から11月に収穫された蕎麦の実を年内に食べる蕎麦のことでして、この時期が一年で最も蕎麦の「味」、「香」がたっているのです。

実はぼくは大の蕎麦好きでして、好き過ぎたせいで現在はお蕎麦屋さんで働いているんですね。ですので結構そばにはこだわりを持っているのです。趣味で蕎麦打ちをしようかと思ったこともあるのですが、嫁に反対されて断念しました。定年過ぎたらやりたいな…

そんなぼくがちょーお気に入りのお蕎麦屋さんが都内に2軒ほどあります。
今日はその内の1軒をどどんとご紹介したいと思います。

 

 

蕎麦店の個性

東京には多くのお蕎麦屋さんがあり、食べてみるとそれぞれ個性があってとても楽しいです。
お蕎麦屋さんで特に注目する点は

  • 返し
  • 出汁
  • 蕎麦

の3つです。(ちなみに返しと出汁を合わせるとそばつゆになります)
ミシュランガイドに掲載されるようなお蕎麦屋さんは天ぷらがすごくおいしかったりするのですが、ぼく的には本当においしい天ぷらが食べたいのなら天ぷら屋さんに行くべきだと思っているのでここはあえて重要項目には挙げてません。

 

 

東白庵かりべ

今日ご紹介するのは神楽坂の裏路地のさらに裏路地にひっそりと佇む東白庵(トウハクアン)かりべというお店です。

ぼくがこちらのお店を知ったのは以前蕎麦屋巡りをしていた頃のことです。
当時書店に並んでたBRUTUSという雑誌でそば特集をしてた事がありまして、その本に掲載されているお蕎麦屋さんに片っ端から突入していました。
そんな中たどり着いたのがこちらのお店なのですが、こんなにいいお店に出会えたことは本当にラッキーだったと思います。

行ってみてまずびっくりしたのはその立地です。

あの有名な神楽坂が住所とはいえ、人通りの多いメインの坂からは横道に入ります。(この横道まではたくさん飲食店があります)さらにくねくねした道を入って探して探してなんだか民家のようなところまで踏み込んでやっと見つかりました。

外観は一言でいうと「お屋敷」といった感じでめちゃめちゃシブいです。

 

 

かりべの個性

かりべの蕎麦は一度食べたら忘れられないほどの個性があります。

  • 返し

返しは他店に比べると辛めです。蕎麦をちょんとつけて蕎麦とつゆのハーモニーを感じましょう。

  • 出汁

鰹主体の出汁は旨味もバッチリですが、とにかく香りが濃いです。挽きたての蕎麦と互角以上の香りがたっているのでやはり蕎麦をちょんとつけてハーモニーを感じましょう。

  • 蕎麦

蕎麦職人でが店内で挽きたて打ちたての蕎麦は当然蕎麦の香りがマックス状態!店主が厳選したそばの実を使っているのでポテンシャルも間違いない。

食後は1時間ほど余韻に浸ることができるでしょう。

 

 

蕎麦店の楽しみ方

楽しみ方というとなんだかお高い感じになっちゃいますが、要は「お酒飲んじゃおうぜ」ということです。

関東圏ではお蕎麦屋さんでお酒を飲む文化が古くからあります。

どうやらもともとは「蕎麦を茹でるのに時間がかかっちまうからつまみながら酒でも飲んで待つか(江戸っ子風)」というのが習慣になったようです。

ぼくは西日本出身なので地元のではうどんのほうがメジャーなのですが、東京の蕎麦文化に触れてすごく面白いなと思いハマっちゃいました。

ちなみにこれまた面白いのが「天ぬき」というメニューでして、このメニュー、要は天ぷらそばの蕎麦を抜いたもの(天ぷらとつゆだけ)なのです。

この天ぬきも関東独特なのですが、よくよく考えると江戸っ子って本当にせっかちなんですね。

ぼくの場合は蕎麦のつゆはおたのしみにとっておきたいので天ぬきは食べない派です。

 

 

かりべのおすすめメニュー

こちらのお店で是非とも食べて頂きたいのはそばがきと、せいろそば、この2つです。

  • そばがきというのはそば粉を熱湯でこねてお餅のようにした料理で、そば粉の味を120パーセント堪能することができます。
    いうまでもなくそば粉が非常に重要なポイントになってくるので、お店の蕎麦の実力を探るにはもってこいの料理でもあります。(もっともぼくはそばがきが好きなだけなので、探る目的でわざわざ食べたりはしませんが笑)
  • せいろそばは料理自体の説明は不要でしょう。他店ではもりそばとして提供されている風なものです。このせいろそば、うまく説明できませんがとにかく感動を与えてくれます。なんなんでしょうね?やはり職人さんが魂を込めて作った料理だからでしょうか?一つの料理として非常に完成度が高いです。

その他おつまみメニューは多数ありますが、こちらもお店の外観同様かなりシブめのリストです。

コースメニューも「これぞ蕎麦特化型のコース」という趣なので我こそはという生粋の蕎麦好きさんは是非一度足を運んでみて下さいね。

 

東白庵 かりべ 神楽坂

東京都新宿区若宮町11-7

03-6317-0951

 

シーン別採点(五段階中)

一人利用   ★

デート利用  ★★★★

友達と利用  ★★★

接待     ★★★★★

 

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